Q:青汁を飲んではいけない場合があるのでしょうか。

aojiru

緑葉食、青汁の目的はまず栄養を完全化し、自然化するところにあります。

したがって、どんな場合にも必要であり、少なくとも、よくないはずはないと私どもは考えます。

けれども、民療家の一部には、青汁を飲んではいけない場合として、いろいろのことをいっています。

多くは漢方医学の虚証にあたるもの、虚性(弱)体質、あるいは胃下垂、低血圧、衰弱者といった状態で、そういう者には、陽性、陰性の食べ物(殻、肉、糖)が適当であり、陰性、冷性のもの(野菜、果物、
海藻)は不適当だから、大量の青汁などとんでもないというわけです。

しかし、そうした体質なり状態も、根本の原因はやはり栄養の誤り(不完全食)にあるのですから、緑葉食をとり、青汁を飲んで栄養を正しくすることが悪いはずがありません。また事実そうすることによって、それらの多くはよくなっていきます。

ただ一つ、腎炎の末期、腎臓の機能が極度におかされ、カリウムの排泄が悪くなると血液中のカリウムが異常に増してきて、そのため病状が急変を起こすことがあります。

そこで普通の慢性腎炎や、軽い尿海症ぎみといった程度で、カリウムの排泄に異常のない場合は、緑葉食や青汁は少しもさしつかえないばかりか、病気の回復にも役立ちます。

しかし、症状がすすんだ場合には、注意が肝要というわけです。

ケールの仲間の野菜には甲状腺の機能をおさえる作用のある成分をもったものがあります。甲状腺の高まっているバセドウ病に青汁がよいのはそのためです。バセドウ病と反対に機能が衰えてはれている甲状腺の場合には、時に(いつもではありませんが)ケールの青汁でいっそう機能が下がり、それを代償しようとして甲状腺のはれが大きくなることもあります。

そういった場合には、ケールやキャベツ以外の青汁を使うようにしたほうがいいでしょう。

このようにたまに不快なできごともないではありませんが、その多くは、いずれもそうたいしたものではありませんから、青汁の本質をよく理解し、材料や作り方、飲み方に間違いさえなければ、少しの心配なく実行することができます。